St. Jude Medical, LLC 対 Snyders Heart Valve LLC 事件
CAFC No. 2019-2018, -2109, -2140,2020,10,15-Oct-20クレーム解釈に基づく新規性欠如の主張が適切ではないとしてIPRでの特許無効の主張を退けた判決。CAFCは、原告の提案したクレーム解釈で用いられた用語について解釈を行わなかったことを、原告の主張における「致命的な」不備であると指摘した。
続きを読む
1999年よりMilbank, Tweed, Hadley & McCloyやBuchanan Ingersoll & Rooney PCと知的財産関連の判例を勉強すると共に、アメリカのCAFC(米国連邦控訴裁判所)の判決をご紹介しています。
クレーム解釈に基づく新規性欠如の主張が適切ではないとしてIPRでの特許無効の主張を退けた判決。CAFCは、原告の提案したクレーム解釈で用いられた用語について解釈を行わなかったことを、原告の主張における「致命的な」不備であると指摘した。
続きを読む
Zoom会議の出席者に対し営業秘密を保護するための手段を講じなかったとして、営業秘密窃取に基づく差止請求を棄却した判決。裁判所は、秘密保持機能を利用しなかったなどの事実に基づき、営業秘密を保護するための適切な手段を講じなかったとして、営業秘密を窃取したとする請求を退けた。
続きを読む
被告のライセンス慣行が反トラスト法に違反するとして地裁の差止命令が出されたものの、控訴裁により破棄された事例。地裁は被告の市場支配力を認めたが、控訴裁は、被告の行為は関連市場の競争を失わせるものではないと認定し、地裁の差止命令を破棄した。
続きを読む
標準必須特許のクレームの標準規格への必須性の決定は事実問題であり陪審の判断事項とした判決。CAFCは、必須性の決定は侵害分析のアプローチに近い事実問題であり、クレーム解釈時に判事が標準必須性を決定することは現実的ではないとも指摘した。
続きを読む
大学法人が州法にもとづく「主権免除」の適用を受けることができるとした判決。CAFCは、最高裁判例の判例を引いて、憲法修正第11条は広い対象に適用できるとしてテキサス大学の主権免除を認めた。
続きを読む
被疑侵害者が特許の非表示を通知すれば、特許非表示の立証責任は特許権者に転換されるとした判決。CAFCは、被疑侵害者は、特許非表示の立証義務があるが、製品に特許表示がない旨を特許権者に通知すれば、その義務は全うされ、その後の挙証責任は特許権者に移り、特許権者は特許が当該製品に実施されていないことを立証しなければならないと判示した。
続きを読む
たとえ他の発明者より貢献度が低く、同時期に同じ場所で一緒に仕事をしていなくても、共同発明者としての要件は満たされるとした判決。CAFCは、共同発明者がたとえ他の発明者より貢献度が低くても、また同時期に同じ場所で一緒に作業をしていなくても、何らかの重要な観点で発明の着想や実施化に貢献していることが共同発明の必須要件であり、貢献の程度に関する明確な下限は存在しないと判示した。
続きを読む
併合したIPRの場合には、自身が申請したIPRの対象でないクレームについての決定に対しても控訴することができるとした判決。CAFCは、併合後は1件のIPRとして再審理すべきであり、その決定は両当事者を同等に拘束するので控訴は可能と判断した。
続きを読む
この判決で最高裁は、商標出願された造語が一般名であるかどうかの判断は、それを市場の消費者がどのように受け止めるかで決まることを明らかにした。
続きを読む
明細書に記載されていた物質がクレームされていないため、均等論による侵害請求を退けた判決。CAFCは、クレーム対象の発明と完全に一致する明細書の実施例の代替物にのみdisclosure-dedication doctrineが及ぶのではなく、クレームの特定の要素の代替物とし開示されているがクレームされていないものにdisclosure-dedication doctrineが及ぶと判断した。
続きを読む