Maxell, Ltd. 対Amperex Technology Ltd. 事件
CAFC No. 2023-1194 (March 6, 2024)本件では、特定のクレーム要素が必須要素であることを示す限定と任意要素であることを示す限定の双方がクレームに含まれていた。地裁はクレームの限定に矛盾があるという理由でクレームが「不明確」(indefinite)と判断したが、この判決でCAFC…
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1999年よりMilbank, Tweed, Hadley & McCloyやVenable | Fitzpatrickと知的財産関連の判例を勉強すると共に、アメリカのCAFC(米国連邦控訴裁判所)の判決をご紹介しています。
本件では、特定のクレーム要素が必須要素であることを示す限定と任意要素であることを示す限定の双方がクレームに含まれていた。地裁はクレームの限定に矛盾があるという理由でクレームが「不明確」(indefinite)と判断したが、この判決でCAFC…
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この判決でCAFCは、クレームの記載不備(112条)を判断したPTABのIPR決定を覆した。この事件においては、クレームに記載の数値範囲がより狭く、明細書ではより広い数値範囲が記載されているのみであった。
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本判決でCAFCは、明細書やクレームを重視したクレームの用語解釈を行った他、PTABによる引例の解釈が合理的であるとして専門家証人に基づく引例の再評価を行わなかった。
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この事件では、クレームの数値限定「13以上」が、誤差を考慮して「12.5以上」と解釈されるか、厳密に「13以上」と解釈されるかどうかが争われた。CAFCは、クレーム解釈に際しては内部証拠が優先されるのが原則であるが、本事件において内部証拠で…
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この事件で最高裁は、標的タンパク質の特定のアミノ酸に結合する抗体のクレームに関し、26個の抗体のアミノ酸配列が開示されていても実施可能要件を満たさないとして、特許が無効であると判断した。
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