Maquet Cardiovascular LLC 対 Abiomed Inc. 事件
CAFC, No. 23-2045 (March 21, 2025)CAFCは、同一の親出願からの分割特許の2件の侵害訴訟で、一方の審査時のディスクレーマーを他方の文言の違う分割特許の文言解釈に適用した地裁の非侵害判決に誤りがあるとして、その判決を破棄・差し戻した。
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1999年よりMilbank, Tweed, Hadley & McCloyやVenable | Fitzpatrickと知的財産関連の判例を勉強すると共に、アメリカのCAFC(米国連邦控訴裁判所)の判決をご紹介しています。
CAFCは、同一の親出願からの分割特許の2件の侵害訴訟で、一方の審査時のディスクレーマーを他方の文言の違う分割特許の文言解釈に適用した地裁の非侵害判決に誤りがあるとして、その判決を破棄・差し戻した。
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この事件でCAFCは、発明要素の関係を相互排他的であると解釈し、2つの発明要素に対し1件の先行特許が適用できると解釈したIPR決定を否定し、2つの発明要素は相互排他的ではないとした。
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この事件でCAFCは、クレーム中の文言解釈に当たり、明細書の記載を踏まえクレーム中の文言を狭く解釈した地裁の認定を否定し、文言解釈は明細書の記載ではなく、クレームの記載に基づき行われるべきであるとした。
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この事件でCAFCは、IPRの対象となっていないクレームに基づく再訴を棄却した地裁の判断を、IPRで採用する証拠基準と地裁で採用する証拠基準は異なるという理由から破棄・差戻した。
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この事件でCAFCは、迅速審理を理由にディスカバリー終了後に提出された専門家証言を証拠として認めた地裁判決を、裁量の濫用であるとして破棄・差し戻した。
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この事件で最高裁は、確信犯的な赤字経営の侵害者に対する不当利得の返還請求に対し、商標侵害によってもたらされた利益を不当利得返還の対象にすることはできないとした。
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この事件でCAFCは、IPRでのPTABのクレーム文言の解釈に誤りがあったが、その誤りは対象特許の自明性判断を覆すほど重要ではないとして、PTABのクレーム無効の判断を支持した。
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この事件で控訴裁は、トレードドレス侵害の訴状の記載要件に関する判決で、訴状はトレードドレスの記載で足り、顕著性の言及は不要であること示した。
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この事件でCAFCは、IPRで有効とされたクレームについて、PTABでの専門家証言に基づきながらも、CAFCでその議論を発展させ、特許を無効にした。
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この事件で控訴裁は、ライセンス契約で特許満了後のロイヤルティ支払いが約束されていないので、許諾特許満了後のロイヤルティ支払い請求を不当とした
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