CAFC判決

CAFC判決

Natural Alternatives International, Inc. 対 Creative Compounds, LLC 事件

CAFC No. 2018-1295,2019,4,15-Mar-19

CAFCはこの判決で、特定の用量の天然成分(ベータアラニン)を含む栄養補助食品をカバーする特許クレームが米国特許法第101条に基づく特許適格性を有する主題であるかについての問題を扱った。米国連邦地裁を覆して、CAFCは、ベータアラニンは天然物であるが、クレームは「天然物を含有する特定の治療製剤」であり、自然のままのベータアラニンでは不可能な方法においてこのような天然物を使用できると判断した。特に、CAFCは、治療のクレームに対する適格性の重要な要素は、「特定の生理的利益」につながる方法で「恒常性が克服される」か否かであると説明し、栄養補助食品の生理的利益によって、治療クレームとして特許適格性を備えることが示された。この判決は、天然の化合物を用いた治療にもかかわらず、米国特許法第101条の下でこのような治療についての特許適格性を備える可能性がある場合を明確にするのに役立つであろう。

情報元:

Michael P. Sandonato

Brian L. Klock

Venable LLP