Facebook, Inc. 対 Windy City Innovation 事件
CAFC No. 2018-1400 etc.,2020,3,18-Mar-20先行IPRに対する同一申請人による後願のIPRの併合は、特許法315条(c)の下で認められないとした判決。CAFCは、併合できる当事者の範囲は限定されており、同一申請者による先のIPRと後のIPRを併合することまで認めるものではないとした。
続きを読む
1999年よりMilbank, Tweed, Hadley & McCloyやVenable | Fitzpatrickと知的財産関連の判例を勉強すると共に、アメリカのCAFC(米国連邦控訴裁判所)の判決をご紹介しています。
先行IPRに対する同一申請人による後願のIPRの併合は、特許法315条(c)の下で認められないとした判決。CAFCは、併合できる当事者の範囲は限定されており、同一申請者による先のIPRと後のIPRを併合することまで認めるものではないとした。
続きを読む
試料の準備方法の発明を、診断方法や処置方法の発明と区別して、特許を受けることができるとした判決。CAFCパネルの多数意見は、本件で争われているのは診断方法でも処置方法でもなく、分離方法という試料の準備方法の発明(a method of pr…
続きを読む
特許表示の無い商品を販売した後にその販売を停止しても、停止後の損害賠償を認めることはできないとした判決。CAFCは、特許非表示の製品が販売された後の損害を回復するためには、287条が規定するように、特許権者が実際に特許番号を表示した製品を販…
続きを読む
引例の数値範囲の下限が、クレームされた数値範囲の上限に接する場合、クレームは自明であり特許性を失うとした判決。CAFCは、特許発明とわずかにしか数値範囲が重なっていない場合でも、このような先行技術は特許発明の新規性を失わせることができると判…
続きを読む
自明型ダブルパテントの判断において、特許を保有しているか否かは、出願手続きを遂行(コントロール)する権利が移転しているか否かを考慮して判断するとした判決。CAFCは、自身の特許に加えて他の特許をも一緒に保有しているかどうかを判断する際、特許…
続きを読む