Research Corp. Techs., Inc. 対 Microsoft Corp.事件
No. 2010-1037,2011,2,8-Dec-10この判決は、具体的な技術がクレームに記載されている場合に、その発明が抽象的であると特許の適格性に異議を申し立てることが困難なことを明らかにしました。この判決ではまた、特許権者が先願の優先権を主張して特許無効の主張を打破しようと試みるときには…
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1999年よりMilbank, Tweed, Hadley & McCloyやVenable | Fitzpatrickと知的財産関連の判例を勉強すると共に、アメリカのCAFC(米国連邦控訴裁判所)の判決をご紹介しています。
この判決は、具体的な技術がクレームに記載されている場合に、その発明が抽象的であると特許の適格性に異議を申し立てることが困難なことを明らかにしました。この判決ではまた、特許権者が先願の優先権を主張して特許無効の主張を打破しようと試みるときには…
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この事件においてCAFCは、地方裁判所の判決を破棄して、ウエスタンユニオンの特許は明細書に記載された公知の技術から自明と判断し、特許の無効を判決しました。この事件は、コンピュータやインターネットの活用を要素とする発明の自明性を、従来例の装置…
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この事件は、域外の企業なり個人にアメリカの管轄が及ぶ可能性があることを判示した点で重要です。被告がアメリカ国内の第三者と事前の関係を有するならば、この第三者を通じた接触は、アメリカの裁判所に十分な管轄を付与する可能性があることを明確にしまし…
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この事件においてCAFCは、侵害被疑者が潜在的な特許権侵害を承知していれば、誘導侵害の意思を認定できるという重要な判決を下しました。とりわけ、侵害被疑者が潜在的に特許権侵害を回避するための選択肢を有していたか否かをCAFCは判断の基準とする…
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この事件において、CAFCは、審査過程での懈怠及び不公正な行為を理由に特許権は権利行使不可能であると判断した地方裁判所の判決を覆しました。CAFCの判断により明らかになったことは、審査過程での懈怠に関する不公正な行為に基づく防御を行うには、…
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この事件において、CAFCの大法廷は、PTOの拒絶の判断に対して、米国特許法第145条に基づく民事裁判によって地方裁判所に審理してもらう場合には、特許出願人が新たな証拠を提出する上で何ら制限を受けないと判決しました。これは、PTOの審判部の…
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