この度、世界的な法律出版社であるWolters Kluwer(ウォルターズ・クルワー)社より、コンピュータ関連発明(CII)の法的保護に関する決定版とも言える実務書『Legal Protection for Computer-Implemented Inventions: A Practical Guide』の最新版が発行されました。
本書において、当事務所の代表弁理士である大塚康弘が、日本パートの執筆担当として参加いたしました。
本書は、AI、IoT、ソフトウェア関連発明など、現代の知財戦略において避けて通れない「コンピュータ関連発明(CII)」の保護について、世界主要国の実務を網羅しています。
最大の特長は、各国共通の「27の設問」に対し、日本、米国、欧州(EPO)、ドイツ、中国、韓国、インド 等のそれぞれの法域の専門家が回答・解説する形式を採っている点です。これにより、制度や実務の差異をダイレクトに比較することが可能です。
「ある発明が特定の国では特許対象となるが、他国ではどのようなハードルがあるのか」「各国で権利化を勝ち取るための最適なクレーム作成方針はどう違うのか」といった、クロスボーダーな実務上の問いに対して、具体的な指針を提供しています。
代表弁理士 大塚康弘より
「デジタル技術のボーダレス化に伴い、一つの発明を世界各国でいかに効率的かつ強固に保護するかが企業の競争力を左右します。本書は、各国の審査基準や判例を同じ評価軸で対比できるよう構成されており、グローバルな知財ポートフォリオを構築する実務家にとって極めて実用的なガイドとなっています。日本の知財実務の現状を世界に発信するとともに、国内のクライアント皆様の海外展開の一助となれば幸いです。」
書籍情報
当事務所では、本書で培った知見を活かし、AI・ソフトウェア分野における国内外の特許取得、および戦略的な知財保護を強力にサポートしてまいります。海外展開を見据えたコンピュータ関連発明の取り扱いについては、ぜひ当事務所までご相談ください。